2020年9月29日 更新

【徹底解説】定量調査と定性調査の違い

マーケティングでよく聞く「定量調査」と「定性調査」。一見似ているようでその特徴はかなり異なります。 本記事ではそんな「定量・定性問題」を徹底解説します。

gettyimages (945)

定量調査とは

定量調査とは「何が?」や「どれが?」といったリサーチ項目を、数的データとして導き出すのに適している調査になります。
主に仮説の検証のために行われることが多いリサーチとなります。

定量調査の特徴

定量調査の特徴としては、リサーチの対象者人数が多く、1回あたりのリサーチにかかる金額は比較的安価に抑えることが出来ます。

定量調査の主な手法

ネットリサーチ

ネットリサーチはWEB上で完結するリサーチ手法を言います。主にWEB上でアンケートを行う手法が一般的で、回収までの時間も早く、安価に行えることから、定量調査の中でも最も活用されている手法となっています。

ホームユーステスト

ホームユーステストとは商品の試供品やサンプルなどをリサーチ対象者の自宅に送付し、一定期間の日常生活の中での使用してもらい、その使用感などについてアンケートを得るという手法になります。
実際の生活の中で使用してもらえることから、商品の購入意向や、競合商品との比較、商品のストロングポイントなどを諮ることが出来るため、例えば新商品を市場に投入する前のコミュニケーションプランの策定などに活用することが出来ます。

CLT

CLTは会場調査とも呼ばれ、ホームユーステストが自宅などの日常生活で行われるのに対し、CLTは調査する会場を設け、その場でリサーチ対象者から商品やサービスなどの定量的なデータを取得するリサーチ手法になります。
ホームユーステストに比べて、短時間で一定のデータを取得することが出来、簡単なインタビューなども同時に行うことが出来ることが特徴になります。

郵送調査

アンケートを郵送で送付、回収する手法の調査になります。安価に大量のアンケートを送付することが出来ますが、ネットリサーチなどに比べて回収率があまりよくありません。
一方で、あまりインターネットを利用しない高年齢層へのリサーチを行うには適している方法となっているので、現在でも広く行われている手法となります。

街頭調査

街頭調査とは、調査員が街頭に出て、路上でインタビューやアンケートを行うリサーチとなります。
調査対象者の属性がはっきりしている場合、該当する人の多いエリアや施設に赴いてリサーチを行います。
テレビや雑誌などの企画で行われることが多い手法です。

定性調査とは

定性調査とは「なぜ?」や「どうやって?」といったリサーチ項目を、質的データとして導き出すのに適しているリサーチになります。
定量調査では取得しにくい調査対象者の行動や心理などの数値データを取得するリサーチとなります。

定性調査の特徴

定性調査の特徴としては、調査主体が想像していない回答や消費者インサイトを取得できるということがあります。

定性調査の主な手法

デプスインタビュー

デプスインタビューとはインタビュアーが調査モニターに対して1対1でインタビューを行うというリサーチ手法になります。
インタビュアーとの対談形式になるので、商品の購買行動や態度変容などカスタマージャーニーを深堀り出来るほか、調査主体が想定していない意見を引き出すことが出来るなど、新しい仮説を発見出来る可能性があります。
グループインタビューと異なり1人ずつ実施するため、周囲の意見に流されるなど、本来の意見と異なることを言ってしまうなどのリスクは軽減されます。
また個人のセンシティブな事柄も話しやすくなるなど、効果が期待できます。

グループインタビュー

グループインタビューは6名程度の少人数のモニターに対して、モデレーターがインタビューを進行する形式のリサーチする手法です。
ヒアリング項目に制限がないことから、アンケートでは得られにくい自由な発言や感想といったデータを収集することが出来ます。また他者の意見への共感や気付きから、発想・視点が広がる「グループダイナミクス」が期待されます。
ただ声の大きいモニターの意見に流され、自分の意見を正直に言えなくなってしまうなどの弊害も起きる可能性があるので、その点は注意が必要なリサーチ手法になります。

ミステリーショッパー

ミステリーショッパーは覆面調査とも呼ばれ、主に小売り店舗など、顧客サービス向上のために行われるリサーチ手法となります。
その名の通り、調査員が買い物客に扮して来店し、接客サービスの状態を確認し、ホスピタリティの向上を図るというものになります。

行動観察調査

行動観察調査はモニターの自宅に訪問し、モニターの行動を観察します。インタビューなどの調査では言語化されない無意識な生活様式を観察することで、通常のモニター調査では表に出てこない新しいヒントや気付きを得ることが最大のポイントと言えるでしょう。

まとめ:定量調査と定性調査の比較

定量調査は「数値や割合」を抽出するのに対し、定性調査は「理由や心理」を抽出するリサーチになります。
これらの特徴をしっかりと把握して、適切なリサーチを行うようにしてください。

定量調査と定性調査の組み合わせ

定性調査⇒定量調査

定性調査を経て定量調査を行う場合、主には定量調査の結果を正確に引き出すことが主目的になります。
マーケティング課題に直面した際、何がネックになっているのかが不明な場合、仮説を抽出するために定性調査を行います。
そこから見えてきた課題について、定量調査でそれぞれの課題を数値化し裏付けの取れているデータとして活用していきます。

定量調査⇒定性調査

定量調査を経て定性調査を行う場合、定量調査で数値化された課題に対して深堀りを行うことが主目的になります。
定量調査で数値化された課題に対して、どのような対策を行えばよいのかのヒントを定性調査で導き出すことでビジネスを加速させる施策を検討することが出来るようになります。

アンケートを行うならサーベロイド

サーベロイドは(株)マーケティングアプリケーションズが提供するネットリサーチツール。
固定費はなく、10問100サンプル回収で10,000円から利用可能。
サポートも充実で初めてのアンケートでも安心。
https://surveroid.jp/
38 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

【徹底解説】定量調査の主な手法

【徹底解説】定量調査の主な手法

定量調査には様々な手法が存在します。本記事ではその種類とセルフで行えるリサーチの手法を解説します。
定性調査にはどんな種類がある?

定性調査にはどんな種類がある?

マーケティングリサーチには定量調査と定性調査の2種類があります。アンケートなどは定量調査、インタビューが定性調査に分類されます。インタビューには2種類のものがあり、その違いを解説します。
WEBインタビューツールの比較

WEBインタビューツールの比較

サードパーティーデータの時代が終わり迎え、各企業はマーケティング方針の転換を迫られています。生活者やターゲットにどうアプローチするかを考えるうえで、WEBでのインタビューは重要な施策と言えます。今回は各ツールの比較を行います。
アンケートの選択肢を作るときのポイントって!?

アンケートの選択肢を作るときのポイントって!?

簡単に作成が可能で、気軽に使うことが出来るWEBアンケート。自分もやってみたいけど、作り方が分からず不安。 そんなお悩みを解決したいと思います。
アンケート設問文を作るときのポイントって?

アンケート設問文を作るときのポイントって?

簡単に作成が可能で、気軽に使うことが出来るWEBアンケート。自分もやってみたいけど、作り方が分からず不安。 そんなお悩みを解決したいと思います。

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

栗田(MRJ副編集長) 栗田(MRJ副編集長)